「段落」と「罫線の無い表」
「段落」
法制執務においては、規定中の句点で区切られた文を、「前段」「中段」「後段」、「本文」「ただし書」、「第一段、第二段、第三段、第四段、・・・」というように呼称しますが、「段落」という呼称はありません。
しかし、『じょうれいくん』では、項目の追加の際に、「段落」という項目があります。
「段落」を追加すると編集画面では次のように表示されます。
また、例規の閲覧画面では、「段落」は次のようにそれぞれ改段されて表示されます。
この「段落」は、法制執務上は認められてはいないものの、規定の体裁の都合上どうしても必要がある場合のために、「じょうれいくん」のシステム上用意しているものです。したがいまして、「段落」については、改正文を出力することはできません(法制執務上のルール自体がありません。)。
罫線の無い表
なお、この「段落」に類似した体裁として、次のように各号や号の細分に似た形で項目が列記されている場合があります。
<項目が列記されている場合>
(設置)
第1条 地方自治法(昭和22年法律第67号)第158条第1項の規定に基づき市長の権限に属する事務を分掌させるため、この条例の定めるところにより次の課を置く。
総務課
企画課
税務課
○○課
○○課
このような場合は、
法制執務上は「罫線の無い表」であるとされ、改正に際しては「表」の改正として扱われます。
『じょうれいくん』でも「表」として作成した上で線を全て非表示とすることで、「罫線の無い表」を作成することができます。
以上