執務能率を増進する目的をもって,書類の書き方について,次のことを実行する。
- 一定の猶予期間を定めて,なるべく広い範囲にわたって左横書きとする。
- 左横書きに用いるかなは,かたかなによることができる。
- 左横書きの場合は,特別の場合を除き,アラビア数字を使用する。
<注>
- 横書きの文書の中でも「一般に,一部分,一間(ひとま),三月(みつき)」のような場合には漢字を用いる。
「100億,30万円」のような場合には,億・万を漢字で書くが,千・百は,たとえば「5千」「3百」としないで,「5,000」「300」と書く。
- 日付は,場合によっては,「昭和24.4.1」のように略記してもよい。
- 大きな数は,「5,000」「62,250円」のように三けたごとにコンマでくぎる。
- タイプライタの活用を期するため,タイプライタに使用する漢字は,常用漢字表のうちから選んださらに少数の常時必要なものに限り,それ以上の漢字を文字盤から取り除くことなどに努める。ぜひとも文字盤にない漢字を使用する必要がある場合には,手書きする。
- 人名・件名の配列は,アイウエオ順とする。
<注>
- 文の書き出しおよび行を改めたときには1字さげて書き出す。
- 句読点は,横書きでは「,」および「。」を用いる。
事物を列挙するときには「・」(なかてん)を用いることができる。
- 同じ漢字をくりかえすときには「々」を用いる。
- 項目の細別は,たとえば次のような順序を用いる。
- 文書のあて名は,たとえば「東京都知事殿」「文部大臣殿」のように官職名だけを書いて,個人名は省くことができる。
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